つき‐み【月見】
1 月をながめて楽しむこと。特に陰暦八月十五夜(中秋の名月)、九月十三夜(後(のち)の月)の月を観賞すること。また、その集まりや宴。《季 秋》「雲をりをり人を休むる—哉/芭蕉」 2 卵を落とし入...
つきみ‐うどん【月見饂飩】
生卵を落としたかけうどん。卵黄を満月に見立てていう。
つきみ‐ぐさ【月見草】
1 オオマツヨイグサの俗称。 2 ハギの別名。
つきみ‐ざけ【月見酒】
月を見ながら飲む酒。《季 秋》「今夜は—としゃれこもう」
つきみざとう【月見座頭】
狂言。大蔵流。中秋の名月の夜、座頭と通りがかりの男とが意気投合し、楽しく酒を酌(く)み交わして別れるが、男に突然いたずら心が生じ、引き返して座頭を突き倒す。
つきみず‐づき【月不見月】
《五月雨(さみだれ)のために月がめったに見られないところから》陰暦5月の異称。《季 夏》
つきみ‐そう【月見草】
1 アカバナ科の越年草。高さ約60センチ。葉は長楕円形で縁にぎざぎざがある。夏の夕方に白い4弁花を開き、翌朝にしぼんで赤くなる。北アメリカの原産で、観賞用に植えられる。《季 夏》「砂丘はなるる月...
つきみ‐そば【月見蕎麦】
生卵を落としたかけそば。卵黄を満月に見立てていう。
つきみ‐だんご【月見団子】
陰暦八月十五夜と九月十三夜のとき、月に供える団子。《季 秋》
月(つき)満(み)つれば則(すなわ)ち虧(か)く
《「史記」蔡沢伝から》満月は必ず欠ける。物事は盛りに達すれば必ず衰えはじめるというたとえ。