つき‐もうで【月詣で】
[名](スル)「月参り」に同じ。
月(つき)も朧(おぼろ)に白魚(しらうお)の篝(かがり)もかすむ春(はる)の空(そら)
歌舞伎「三人吉三廓初買(さんにんきちさくるわのはつがい)」の、お嬢吉三のせりふの冒頭の一節。しらじらと明けて霞んでいる初春の空の情景を表したもの。
つき‐もど・す【突(き)戻す】
[動サ五(四)] 1 向かってきたものを、突いて、もときた方向へ押し戻す。つきかえす。「土俵際から—・す」 2 差し出されたものや届けられたものを、受け取らないでそのまま相手に戻す。つきかえす。...
付(つ)きも無(な)・い
1 ふさわしくない。不都合である。 2 ぶっきらぼうである。そっけない。
つき‐もの【付(き)物】
1 その物に付属して用をなす物。また、ある物事と密接な関係をもち、それといつも取り合わせて考えられるもの。墨(すみ)と硯(すずり)、権利と義務、梅と鶯(うぐいす)の類。 2 ある物事にかならずつ...
つき‐もの【付き者】
つきそう人。また、つきまとう人。「—の女郎、はじめのあらましをささやけば」〈浮・諸艶大鑑・四〉
つき‐もの【憑き物】
人に乗り移って、その人に災いをなすと信じられている動物霊や生霊・死霊。物の怪(け)。「—が落ちる」