つと・む【努む/勉む/力む】
[動マ下二]「つと(努)める」の文語形。
つと‐む【務む】
[動マ下二]「つと(務)める」の文語形。
つと‐む【勤む】
[動マ下二]「つと(勤)める」の文語形。
つとめ【勤め/務め】
1 当然果たさなければならない事柄。任務。義務。「税金を納めることは国民の—だ」 2 官公庁・会社などに雇われて、働くこと。勤務。「一日の—を終える」 3 仏道の修行。また、僧侶が日課として行う...
つとめ‐あ・げる【勤め上げる】
[動ガ下一][文]つとめあ・ぐ[ガ下二] 1 職務を果たし任期を終える。「定年まで—・げる」 2 遊女や芸者などが年季の奉公を終える。「—・げて一本立ちする」
つとめ‐ぎ【勤め気】
1 自分のつとめを果たそうとする気持ち。また、他人に何かしてやりたいと思う気持ち。「菊治にたいして、よほど—がうせたとみえる」〈康成・千羽鶴〉 2 遊女・芸者などが客に対してもつ職業的、形式的な...
つとめ‐ぐち【勤め口】
勤務して給与をもらうところ。勤め先。「よい—を探す」
つとめ‐こ【勤め子】
《「つとめご」とも》親方持ちで、色を売る歌舞伎若衆。独立して営業する歌舞伎子(かぶきこ)に対していう。「一度に肌着も十の数をこしらゆる事、今の世の—のせぬ事なり」〈浮・男色大鑑・八〉
つとめ‐さき【勤め先】
勤務しているところ。勤務先。「—に電話をする」
つとめ‐て
1 (前夜に何か事のあった場合の)翌朝。「男、いとかなしくて、寝ずなりにけり。—、いぶかしけれど」〈伊勢・六九〉 2 早朝。夜明けがた。「さて四日の—ぞ、皆みえたる」〈かげろふ・上〉