て‐の‐うち【手の内】
1 てのひら。たなごころ。「—に汗を握る」 2 勢力の及ぶ範囲内。支配下。「天下を—に収める」 3 腕前。手並み。「—を拝見する」 4 心の中で考え、計画していること。「相手の—を読む」 5 こ...
手(て)の内(うち)に丸(まる)め込(こ)・む
ごまかしたりだましたりして、思うとおりに従わせる。「巧みな話術で—・む」
手(て)の内(うち)の珠(たま)
「掌中の珠」に同じ。
て‐の‐うら【手の裏】
てのひら。たなごころ。
手(て)の裏(うら)を返(かえ)・す
「手の平を返す」に同じ。「—・したように態度が変わる」
て‐の‐きわ【手の際】
手の及ぶ限り。力の限り。「—戦ひ、打ち死にする者多かりけり」〈平家・六〉
て‐の‐くぼ【手の窪】
1 てのひらを内側へ軽く曲げると中央にできるくぼみ。 2 飯を手づかみで食うこと。また、握り飯。「師の曰(いは)く何—をすべけんや」〈柳多留・一六〉
て‐の‐こう【手の甲】
手を握ると外側になる、手首から指のつけ根までの面。
て‐のごい【手拭ひ】
「てぬぐい」に同じ。「—をはちまきにして」〈読・八犬伝・九〉
て‐のし【手熨斗】
江戸時代、貴人が目下の者に対面するときの礼法の一。三方(さんぼう)に載せた結び熨斗(のし)を手ずから取って目下の者に与える。