てみ‐きん【手見禁】
碁・将棋で、自分の手を見せないこと。また、相手の出方を見てから自分の手をやり直すのを禁じること。待ったなし。てみせきん。「千両の賭け—で座頭さし」〈柳多留・一九〉
て‐みじか【手短】
[形動][文][ナリ]簡単で短いさま。てっとりばやいさま。「用件だけを—に話す」
て‐みじか・い【手短い】
[形][文]てみじか・し[ク]簡略である。簡潔である。「貴方に御願い申して、—・く書いて頂きたいと思いまして」〈藤村・破戒〉
テミス【Themis】
《掟の意》ギリシャ神話で、法の女神。ウラノスとガイアの娘で、ゼウスの二度目の妻。また、予言の女神で、デルフォイに神託所をもち、アポロンにその術を授けた。
テミスト【Themisto】
木星の第18衛星で、すべての衛星のうち9番目に木星に近い軌道を回る。1975年に発見されたが見失われて、2000年に再発見された。名の由来はギリシャ神話のゼウスの愛人。表面は黒っぽく非常に暗い。...
て‐みず【手水】
1 手を洗う水。てあらいみず。ちょうず。 2 洗ったあとなどに手についている水。 3 餅(もち)つきのとき、捏(こ)ね取りが手に水をつけて餅を湿らすこと。また、その水。
てみず‐や【手水舎】
神社で、参拝者が手・口などを清めるための水盤を置く建物。ちょうずや。
て‐みせ【手見せ】
腕前を人に見せること。「時平公へ宗旨を替へた—の働き」〈浄・手習鑑〉
てみせ‐きん【手見せ禁】
「手見禁(てみきん)」に同じ。「包む涙も—、命手詰めと見えにけり」〈浄・寿の門松〉
て‐みそ【手味噌】
1 自分が原因の失敗。「海士を浪へ投げ込んだは汝(おのれ)が—」〈浄・安達原〉 2 いかさま。いんちき。「お身たちのやうに—は付けず、正味の負けがおびただしい」〈浮・子息気質・二〉 3 「手前(...