たい‐るい【対塁】
[名](スル)敵と向かい合うようにとりでを築くこと。戦場で敵と対陣すること。また一般に、向かい合っていること。「饌を隔てて—して頻に杯の遣取を」〈鴎外・懇親会〉
たまのい【玉井】
謡曲。脇能物。観世・金剛・喜多流。観世小次郎信光作。記紀に取材。彦火火出見尊(ひこほほでみのみこと)が釣り針を探しに竜宮へ行き、玉の井戸のほとりで豊玉姫と契りを結ぶ。
たか‐き【高城】
山地にある城。高い土地に構えたとりで。「宇陀(うだ)の—に鴫罠(しぎわな)張る」〈記・中・歌謡〉
チャシ
《アイヌ語》自然の地形を利用した原始的なとりで。丘陵の突端などに空堀をめぐらしたもの、また、土塁を築いたものなどがある。北海道・東北地方・サハリン(樺太)に遺構として残っている。
そう‐がまえ【総構え】
城や砦(とりで)の外郭。また、その内部。総曲輪(そうぐるわ)。
つっくり
[副]ひとりで、なすこともなくじっとしているさま。つくねん。「ただ—とさへ致いてをれば済む事でござる」〈虎寛狂・二人大名〉
つくねん
[副]何もすることがなく、ひとりでぼんやりしているさま。「広い部屋に—と座っている」
そうかん‐ぼくじょう【桑間濮上】
《濮水のほとりの桑間という地の意》国を滅ぼすような淫靡(いんび)な音楽。また、淫乱であること。 [補説]殷(いん)の紂王(ちゅうおう)が師延(しえん)にみだらな音楽を作らせたが、殷は滅び、師延は...
セジンブラ【Sesimbra】
ポルトガル南西部の港町。海岸保養地。アラビダ半島南岸、リスボンの南方約20キロメートルに位置する。ポルトガル王ジョアン4世が築いた砦(とりで)やイスラム支配時代の城が残っている。
じょう‐かく【城郭/城廓】
1 城の周囲に設けた囲い。城壁。「—を巡らす」 2 城と外囲い。 3 外敵を防ぐための防御施設。とりで。「天然の—」