水火(すいか)も辞(じ)さ◦ない
どんな苦痛や危険もいとわず、物事に力を尽くす。「—◦ない覚悟」
噯(おくび)にも出(だ)さ◦ない
物事を深く隠して、決して口に出さず、それらしいようすも見せない。おくびにも見せない。「自分の苦労など—◦ない」
用(よう)を成(な)さ◦ない
ものの役に立たない。「いざという時の—◦ない」
予断(よだん)を許(ゆる)さ◦ない
前もって判断することができない。情勢が不安定なさまにいう。「政情は今なお—◦ない」
然(そ)うは問屋(とんや)が卸(おろ)さない
そんな安値では問屋が卸売りしない。そんなにぐあいよくいくものではないというたとえ。 [補説]文化庁が発表した「国語に関する世論調査」で、「そうは問屋が卸さない」と「そうは問屋が許さない」について...
虫(むし)も殺(ころ)さ◦ない
虫さえも殺せないほどおとなしそうである。「—◦ない顔で悪事を働く」
いざ‐ない【誘い】
いざなうこと。さそい。勧誘。「音楽会への—」
ござ‐な・い【御座無い】
[形][文]ござな・し[ク]《「御座」+形容詞「ない」から》 1 「ない」の意の丁寧語。ありません。「いやいやさやうの事では—・い」〈虎清狂・薬水〉 2 「いない」の意の尊敬語。いらっしゃらない...
しない【撓い】
1 しなうこと。しなやかに曲線をなしていること。「釣り竿の—の具合」 2 縦の一辺だけにしなわせたさおを入れた幟(のぼり)の指物(さしもの)。
しない【竹刀】
《撓(しな)い竹の意》剣道で用いる竹製の刀。4本の割り竹を合わせ、切っ先に先革、手元に柄革(つかがわ)をはめ、弦(つる)と中ゆいで結び、柄革に鍔(つば)をつけたもの。