そ‐ぶん【処分】
遺産を譲与・分配すること。また、その遺産。そうぶん。「御—もなくて、うせさせ給ひにけり」〈栄花・ゆふしで〉
空(そら)を使(つか)・う
1 知っていても、知らないふりをする。そらとぼける。「—・ってとりあわない」 2 うそを言う。「早くしないと帰れなくなると—・うのだった」〈高見・故旧忘れ得べき〉
そ‐らい【徂徠】
[名](スル)行き来すること。往来。「さまざまな幻が、…ひっきりなく—すると」〈芥川・偸盗〉
そも‐さん【作麼生/怎麼生/什麼生】
[副]《中国宋代の俗語から。もと、禅問答のとき、相手の返事を促すのに用いた語》さあどうだ。いかに。「それにてとるべし、さなくばとらせじ、—と言ふ」〈仮・可笑記・五〉
そ‐よ
[感]ふと思い出したときや、あいづちを打つときなどに用いる語。そうだ。そうそう。それそれ。→そよや「御前にこそわりなくおぼさるらめと言へば、—、などかうはとて」〈源・夕顔〉
そ‐めい【疎明/疏明】
1 いいわけ。弁明。 2 確信ではなく、確からしいという推測を裁判官に生じさせる当事者の行為。または、これに基づき裁判官が一応の推測を得ている状態。→証明
そら‐だのめ【空頼め】
あてにならないことを頼みに思わせること。むだな期待をさせること。「さだめなくきえかへりつる露よりも—するわれはなになり」〈かげろふ・上〉
ぞべ‐ぞべ
[副](スル) 1 長い着物を身につけて、動作にしまりのないさま。ぞべらぞべら。「自分の—した絹の着物と」〈長与・青銅の基督〉 2 緊張感がなく、だらしないさま。ぞべらぞべら。「東京風の女中の様...
そ‐ほう【粗放/疎放】
[名・形動]綿密でなく、あらっぽいこと。大まかでしまりがないこと。また、そのさま。「—な性質」
そ・む【染む】
[動マ五(四)] 1 色が他のものについたり、しみ込んだりする。そまる。「のび上がって、血に—・んだ太刀をふりかざした」〈芥川・偸盗〉 2 他から影響・感化を受ける。そまる。「汚濁(おじょく)...