夏(なつ)掛(か)・く
春から夏にまたがる。「池の藤波—・けてこれも御幸を待ち顔に」〈謡・大原御幸〉
なつ‐かぐら【夏神楽】
夏祭りまたは夏越(なご)しの祓(はらえ)のときに行う神楽。《季 夏》「若禰宜(ねぎ)のすがすがしさよ—/蕪村」
なつ‐かげ【夏陰】
夏の日陰。夏の物陰の涼しい所。「—のつま屋の下に衣(きぬ)裁つ我妹(わぎも)裏設けて我がため裁たばやや大に裁て」〈万・一二七八〉
なつかし・い【懐かしい】
[形][文]なつか・し[シク]《動詞「なつ(懐)く」の形容詞化》 1 心がひかれて離れがたい。 ㋐魅力的である。すぐそばに身を置きたい。「三蔵は少し葉蔭になっている他の(牡丹ノ)一輪を—・く見る...
なつかしいこかげよ【懐かしい木陰よ】
⇒オンブラマイフ
なつかし・む【懐かしむ】
[動マ五(四)]なつかしく思う。なつかしがる。「往時を—・む」
なつ‐かぜ【夏風邪】
夏にひく風邪。夏の風邪。
なつ‐かん【夏柑】
ナツミカンの別名。