なでもの‐づかい【撫物使】
室町幕府の職名。将軍のために祈祷(きとう)を行うとき、撫で物を寺社へ持っていったり、河原で祓(はら)い棄(す)てたりする役。贖物役(あがものやく)。
なで‐やしな・う【撫で養ふ】
[動ハ四]なでるようにかわいがって育てる。撫育(ぶいく)する。「父母、—・ひ給ふこと限りなし」〈宇津保・忠こそ〉
な・でる【撫でる】
[動ダ下一][文]な・づ[ダ下二] 1 てのひらで軽くさわり、さする。「犬の頭を—・でる」 2 物や風などが軽く触れる。「高原の風が頰を—・でる」 3 髪に櫛(くし)を入れる。「化粧鏡を取出し鬢...
な‐でん【南殿】
《「なんでん」の撥音の無表記》紫宸殿(ししんでん)の異称。内裏の南側の中央に位置しているのでいう。 サトザクラの一品種。葉の裏面に毛が密にある。花は八重または半八重で淡紅色。
なでん‐の‐さくら【南殿の桜】
⇒左近(さこん)の桜