うれ・う【憂ふ/愁ふ/患ふ】
[動ハ上二] 1 「憂える1」に同じ。「渡らひ心(=生計ヲ立テル意志)なかりけり。父、これを—・ひつつ思ふは」〈読・雨月・蛇性の婬〉 2 「憂える3」に同じ。「旅の空にこの疾(やまひ)を—・ひ...
うわ‐や【上矢】
上差(うわざし)に使う、鏑矢(かぶらや)。「—を抜き、願書にとり具して、大菩薩の御宝殿にこそ納めけれ」〈平家・七〉
いち‐やく【一躍】
[名](スル) 1 1回跳躍すること。ひととび。「馬はおびえて—し、姫は辛うじて鞍にこらえたり」〈鴎外・文づかひ〉 2 途中の段階を飛び越えて進むこと。いっぺんに評価が上がること。一足とび。副詞...
いたずら‐びと【徒人】
1 役に立たない人。無用の人。徒者(いたずらもの)。「忠雅らも—になりぬべくてなむ」〈宇津保・俊蔭〉 2 落ちぶれた人。「—をば、ゆゆしきものにこそ思ひ捨て給ふらめ」〈源・明石〉 3 死んだ人。...
えんてん‐かつだつ【円転滑脱】
[名・形動] 1 言動が角立たず自由自在なこと。動きが滑らかなこと。また、そのさま。「—な話術」「ろくろ首の踊りはますます—となり」〈谷崎・幇間〉 2 物事にこだわらないこと。また、そのさま。「...
あて‐こと【当て言】
1 あてこすり。皮肉。「其の月毛に此の馬が歩み負けた—な」〈浄・鑓の権三〉 2 遠まわしにそれとなくいう言葉。「将棋にことよせ、…命助けよといふ—」〈浄・寿の門松〉
あ‐せい【阿世】
世間の人におもねること。世俗にこびへつらうこと。→曲学阿世「売文—以て当世の寵児たるを争う鄙心(ひしん)を」〈魯庵・「破垣」発売停止に就き当路者及江湖に告ぐ〉
アセタミプリド【acetamiprid】
ネオニコチドノイド系殺虫剤。日本では平成7年(1995)11月に農薬として登録され、野菜・果実に広く使われているが、稲(米)への使用は禁止されている。 [補説]平成20年(2008)9月に発覚し...
アスローン‐じょう【アスローン城】
《Athlone Castle》アイルランド中部の町アスローンにある城。シャノン川に面する。古くから戦略上重要な地域だった同地に、13世紀にノルマン人が建造。高い城壁の堅固な造りで、多くの砲門を...
アド‐アボイダンス【ad avoidance】
広告を意図的に避けようとする傾向。具体的には、テレビ番組の録画を視聴する際にコマーシャル部分を飛ばしたり、インターネット広告を非表示にしたりすることをさす。広告忌避傾向。