にじり‐がき【躙り書(き)】
[名](スル)筆を紙に押さえつけて、にじるように文字を書くこと。「手探りで—した遺書(かきおき)を残してな」〈鏡花・歌行灯〉
にじり‐ぐち【躙り口】
草庵茶室における客の出入り口。ふつう、高さ2尺2寸(約66センチ)、幅2尺1寸(約63センチ)くらい。にじるようにして入るのでこの名がある。にじりあがり。くぐり。→貴人口(きにんぐち)1
にじり‐こ・む【躙り込む】
[動マ五(四)]座ったままひざを進めて少しずつ入り込む。また、無理に入り込む。「廊下の突膝を、そのまま—・ませて、静かにあとをしめ」〈里見弴・大道無門〉
にじり・でる【躙り出る】
[動ダ下一]座ったままひざを進めて少しずつ出る。また、じわじわと出る。「そろそろ遣戸の後から、—・でながら」〈芥川・偸盗〉
にじ‐りよう【二次利用】
[名](スル) 1 原作品・原論文・原資料などを引用・転載・コピーするなどして利用すること。 2 放送局が制作放送した番組を、有線放送・インターネット配信に譲ったり、映画化したりDVDにして販売...
にじり‐よ・る【躙り寄る】
[動ラ五(四)]座ったままじりじりとひざで進み寄る。「火鉢のそばに—・る」「—・って耳打ちする」
にじ‐りん【二次林】
原生林(一次林)が伐採や山火事などによって破壊されたあと、自然または人為的に再生した林。
に‐じる【煮汁】
《「にしる」とも》 1 物を煮た汁。 2 金属工芸品の着色に用いる水溶液。緑青(ろくしょう)・酢・胆礬(たんばん)などを水にまぜたもの。
にじ・る【躙る/躪る】
[動ラ五(四)] 1 座ったまま、少しずつひざを使って進む。「—・って近くへ寄る」 2 押しつけてすり動かす。「煙草の火を—・って消す」
に‐じるし【荷印】
荷物を発送するとき、その所属や種類などを示すために包装につける符号。