さるざとう【猿座頭】
狂言。勾当(こうとう)が妻と花見をしていると、猿引きが、勾当の目が不自由なのにつけこんで妻に言い寄る。勾当は妻を帯で結びつけるが、猿引きは猿と結び替えて妻を連れて逃げる。
さる‐で【猿手】
太刀の柄頭(つかがしら)の兜金(かぶとがね)につけた鐶(かん)。腕貫(うでぬき)の緒を形式化したもの。
きょり‐きじゅんマーク【距離基準マーク】
一眼レフカメラやミラーレス一眼カメラなどのレンズ交換式カメラで、カメラ内のイメージセンサーまたはフィルム面の位置を示す印。ふつう、カメラ本体上部につけられ、最短撮影距離などの基準となる。
すい‐くち【吸(い)口】
1 口で吸う器具の、口にくわえる部分。「吸い飲みの—」 2 紙巻きタバコの口につける部分に、別に紙を巻きつけたもの。また、差し込んで吸う紙製の短いパイプ。「—付きのタバコ」 3 キセルの口にくわ...
じんぶん‐しゅぎ【人文主義】
ギリシャ・ローマの古典研究によって普遍的教養を身につけるとともに、教会の権威や神中心の中世的世界観のような非人間的重圧から人間を解放し、人間性の再興をめざした精神運動。また、その立場。ルネサンス...
ずい‐じん【随身】
[名](スル)《「ずいしん」とも》 1 平安時代以降、貴人の外出のとき、警衛と威儀を兼ねて勅宣によってつけられた近衛府の官人。御随身(みずいじん)。兵仗(ひょうじょう)。 2 神社の左右の神門に...
じんちょう‐げ【沈丁花】
ジンチョウゲ科の常緑低木。よく分枝し、つやのある倒披針形の葉を密につける。早春、紅紫色または白色の香りの強い花を多数開く。中国の原産で、雌雄異株であるが、日本のものはほとんど雄株で実を結ばない。...
じんてき‐しほん【人的資本】
労働者が身につけた知識・技能・能力などを資本とみなしていう語。教育・訓練・経験によって個人に蓄積され、労働生産性の向上や賃金の上昇などに影響を与える。ヒューマン‐キャピタル。
しん‐ぞく【真俗】
1 仏語。仏の絶対平等の真理と、世間一般の差別的な真理。 2 仏の教えと世俗の教え。出世間(しゅっせけん)と世間。「—につけて、必ず果たし遂げんと思はん事は」〈徒然・一五五〉 3 出家と在家。僧...
すい‐せん【推選】
[名](スル)選んで、ある地位につけること。「人々に—せられて…社長を勤めて」〈逍遥・当世書生気質〉