こく‐たい【国体】
1 国家の状態。くにがら。 2 国のあり方。国家の根本体制。「—を護持する」 3 主権の所在によって区別される国家の形態。君主制・共和制など。 4 「国民体育大会」の略。
こくじ‐こうい【国事行為】
日本国憲法の定めるところにより、天皇が内閣の助言と承認によって行う国事に関する形式的・儀礼的な行為。法律などの公布、国会の召集、衆議院の解散、国務大臣の任免の認証、栄典の授与など。→公的行為 →...
こぎ‐がく【古義学】
江戸時代、伊藤仁斎によって唱えられた儒学の一派。朱子学や陽明学の注釈に飽き足らず、直接「論語」や「孟子」の原典に当たって古義を明らかにし、仁を理想とする実践道義を説いた。仁斎学。堀川学。
こくが‐かい【国画会】
美術団体。昭和3年(1928)国画創作協会解散に際して、第二部(洋画・工芸・彫刻)の梅原竜三郎・富本憲吉らによって発足。のち、版画部・写真部を設置。
こく【刻】
1 きざむこと。彫りつけること。 2 (「剋」とも書く)旧暦の時間および時刻の単位。漏刻の漏壺(ろうこ)内の箭(や)に刻んである目盛りから。 ㋐一昼夜を48等分した一。一時(いっとき)の4分の1...
こく‐がく【国学】
1 江戸中期に興った、文献学的方法による古事記・日本書紀・万葉集などの古典研究の学問。儒教・仏教渡来以前の日本固有の文化を究明しようとしたもの。漢学に対していう。契沖(けいちゅう)を先駆とし、荷...
ごきょく‐しんくうかん【五極真空管】
陰極・制御格子・遮蔽(しゃへい)格子・抑制格子・陽極の五つの電極をもつ真空管。抑制格子によって二次電子放出を防止する。電圧増幅・電力増幅などに用いる。
こくがくいん‐だいがく【国学院大学】
東京都渋谷区に本部のある私立大学。明治15年(1882)創立の皇典講究所によって明治23年(1890)に設立された国学院を起源とする。大正9年(1920)旧制大学となり、昭和23年(1948)新...
ごき‐れき【五紀暦】
762年、中国唐の郭献之らが勅によって作成した太陰太陽暦。五紀1を記したもの。日本では天安元年(857)から貞観3年(861)まで用いられた。
ごきょう‐じっしゅう【五教十宗】
華厳宗の法蔵が、釈迦(しゃか)1代の教法を年代順や教義の深浅によって五教説と十宗説に判別した教相判釈(きょうそうはんじゃく)。