ざ‐す【座主】
1 学・徳ともにすぐれた一座の上首。 2 大寺を統括する首席の僧職。延暦寺の天台座主に始まり、金剛峰寺・醍醐寺などで官命によって任ぜられたが、明治以後は私称。
さんぎょう‐りっこく【産業立国】
産業を振興することによって国家の建設・発展を図ること。
さん‐か【三過】
仏語。三業(さんごう)によって起こる、身(行為)・口(言語)・意(心)の三つの過ち。
さんいつ‐こうぞう【散逸構造】
平衡状態ではない散逸過程の下にある物質系で、自己組織化によって形成される巨視的な構造。ベナール対流やベロウソフジャボチンスキー反応などが知られる。
さん‐かいだん【三戒壇】
奈良時代、勅命によって設けられた3か所の戒壇。大和の東大寺、下野(しもつけ)の薬師寺、筑前の観世音寺のもの。
さわ‐て【沢手】
江戸時代、穀物や肥料などを輸送する途中、海水や雨水によって濡れ損じること。また、その貨物。「コノ荷ハ—ガアル」〈和英語林集成〉
さんがく‐かいせつ【山岳回折】
《mountain diffraction》電波が山岳などによって回折し、本来は陰になって電波が届かない場所にも回り込む現象。VHF、UHF帯で生じ、通常より電波強度が高くなる場合もある。
さんいつ‐かてい【散逸過程】
熱平衡にない物質系において、摩擦によって力学的エネルギーや電気エネルギーが熱に転化する不可逆変化。熱力学における自由エネルギーの減少に相当する。しばしば秩序だった巨視的な構造が生み出される場合が...
ザルツマン‐ほう【ザルツマン法】
大気中の二酸化窒素の測定法の一。二酸化窒素を酢酸などからなる試薬の水溶液に吸収させ、ジアゾ反応によって生成する橙色のアゾ染料の発色から、大気中の濃度を測定する。世界保健機関(WHO)の環境基準測...
さんかく‐てん【三角点】
三角測量によって地球上の位置(経度・緯度)が定められる点。花崗岩(かこうがん)製の角柱を埋めてその位置を示す標石とする。日本では一等から四等までの等級に分けられている。