おお‐うた【大歌】
1 宮廷の神事・宴遊などにうたわれる歌。 2 唐・韓などからの外来の楽に対して、日本古来の楽。風俗歌・神楽(かぐら)歌・催馬楽(さいばら)など、大歌所(おおうたどころ)で管理・伝承されたもの。
大阪(おおさか)の食(く)い倒(だお)れ
大阪の人は飲食にぜいたくをして、財産をつぶしてしまうということ。「京の着倒れ」に対していう。
おお‐ざと【邑】
漢字の旁(つくり)の一。「郡」「部」などの右側の「阝」の称。「阝」が漢字の左側にある「こざとへん」に対していう。おおざる。のぼりざと。
おお‐との【大殿】
1 《「殿」は建物の意》宮殿や貴人の邸宅の敬称。 2 《「殿」はそこの主たる人物を間接的に表す》 ㋐貴人の当主の父、また、貴人の跡取り息子に対して当主をいう敬称。⇔若殿。 ㋑大臣の敬称。おおいど...
おお‐ども【大供】
《「子供」に対して作られた語》大人。多く、子供っぽい大人をからかい、皮肉っていう語。「各町内の要所要所には—子供の一団が樽御輿(たるみこし)をとりまいて」〈中勘助・銀の匙〉
おお‐やね【大屋根】
建物の中心部を覆う大きな屋根。庇(ひさし)や付属的な屋根に対していう。⇔小屋根(こやね)。
おかげ‐さま【御蔭様】
1 (多く「おかげさまで」の形で)他人から受けた助力や親切に対して感謝の意をこめていう語。「—で息子も卒業できました」 2 「おかげ1」をさらに敬っていう語。「すべて神様の—と感謝する」
おか・す【犯す】
[動サ五(四)] 1 法律・規則・倫理などに反した行為をする。「罪を—・す」「誤りを—・す」 2 女性に対して力ずくで肉体関係を強制する。「暴漢に—・される」 3 権威あるものに逆らう。「今はよ...
お‐かたさま【御方様】
[代]二人称の人代名詞。江戸時代、敬愛の気持ちをこめて、多く女性が男性に対して用いた。あなたさま。「すぎし年の五月に、竜右衛門小者を御搦(から)めくだされしは、—か」〈浮・男色大鑑・一〉
おか‐ばしょ【岡場所】
《吉原に対して、「傍(おか)」、すなわち、わきの場所の意》江戸で、官許の吉原に対し、非公認の深川・品川・新宿などの遊里。→吉原