ねなし‐ばな【根無し花】
俳諧で、草木ではないものに「花」の字をつけていう語。花鰹(はながつお)・花嫁など。
ネナナ【Nenana】
米国アラスカ州中部の町。フェアバンクスの南西約70キロメートル、ネナナ川とタナナ川の合流点に位置する。20世紀初頭に金の採掘と鉄道建設の拠点として栄えた。毎年、タナナ川の氷が解けて流れ出す日時を...
音(ね)に立(た)・つ
声を立てる。また、声を出して泣く。「あしびきの山ほととぎす今日とてやあやめの草の—・てて鳴く」〈拾遺・夏〉
音(ね)に泣(な)・く
声を出して泣く。声を立てて鳴く。「わが園の梅のほつ枝に鶯の—・きぬべき恋もするかな」〈古今・恋一〉
根(ね)に持(も)・つ
いつまでも恨みに思って忘れない。「昔の失言をまだ—・っている」
ね‐ぬき【根抜き】
1 草木を根のついたまま引き抜くこと。「雑草を—にする」 2 以前からずっとそういう状態であること。はえぬき。「いやいや—の法華でなければ信心うすし」〈浮・懐硯・四〉
ね‐ぬけ【根抜け】
1 同系統の窯で作った陶磁器のうち、最も古い製品。特に、古瀬戸の茶入れや古唐津(こからつ)などにいう。ねぬき。 2 物事の徹底していること。「学文知らぬ者は曽我とまでは気がついても、—がいたしま...
ね‐ぬなわ【根蓴菜】
ジュンサイの古名。「根ぜり—」〈梁塵秘抄・二〉
ねぬなわ‐の【根蓴菜の】
[枕]ジュンサイの根が長いところから、「長き」「くる」「ね」などに掛かる。「—苦しきほどの絶え間かと」〈後拾遺・雑二〉
ね‐ね
1 「ねんね1」に同じ。「ばば様はさっきに早やお部屋へ帰って—してぢゃ」〈浄・賀古教信〉 2 「ねんね2」に同じ。〈和訓栞〉