のろ‐のろ
[副](スル)動きがにぶく、ゆっくりしているさま。「作業が—(と)してはかどらない」「—運転」
のろのろ‐うんてん【のろのろ運転】
ゆっくりとした運転。特に自動車についていい、交通渋滞を表す際にも用いられる。
のろのろ・し【呪呪し】
[形シク]のろいたいほど憎い。いまわしい。恨めしい。「聞きにくく—・しき事ども多かり」〈栄花・花山尋ぬる中納言〉
のろ‐ま【鈍間/野呂間/野呂松】
[名・形動] 1 動作や頭の働きがにぶいこと。また、そのさま。「—なやつ」 2 「野呂間人形」の略。
のろま‐ざる【鈍間猿】
ロリスのこと。
のろま‐づかい【野呂間遣い/野呂松遣い】
野呂間人形をあやつる人。
のろまなローラー
小出正吾の文、山本忠敬の絵による絵本作品。昭和40年(1965)に「こどものとも」誌の113号として発表。
のろま‐にんぎょう【野呂間人形/野呂松人形/鈍間人形】
操り人形の一種。頭が平たく、顔の青黒い奇怪な風貌(ふうぼう)の道化人形で、人形浄瑠璃の間(あい)狂言を演じた。寛文・延宝(1661〜1681)のころ、江戸の野呂松勘兵衛という人形遣いが始めたとい...
のろり
[副] 1 こせこせしないでのんびりしているさま。「—と育って世間の塩風の辛いのも寒いのも知らぬ男」〈露伴・露団々〉 2 漫然と振る舞うさま。ふらりと。「露地の中から、蜥蜴(とかげ)のように、—...
のろわし・い【呪わしい】
[形][文]のろは・し[シク]《「のろ(呪)う」の形容詞化》呪いたい気持ちである。「—・い運命」「—・い事件」