さん‐ざん【散散】
[形動][文][ナリ] 1 物事の程度が著しいさま。「若いころ—に世話になった人」 2 物事の結果や状態がひどく悪くて、目も当てられないさま。みじめ。「今度の試験は—だった」「—な目にあう」 ...
したた‐か【強か/健か】
[形動][文][ナリ] 1 粘り強くて、他からの圧力になかなか屈しないさま。しぶといさま。「世の中を—に生きる」「—な相手」 2 強く、しっかりしているさま。「—な後見役」「—な造りの家」 3...
しきじょう‐きょう【色情狂】
1 情欲がはなはだしく、常軌を逸した行動をとること。また、その人。いろきちがい。 2 ⇒色情症
さわ‐やま【沢山/多山】
[形動ナリ]《「沢山(たくさん)」の訓読み。江戸時代、多く女性が用いた語》数や程度のはなはだしいさま。たくさん。たいへん。「—にかろき奉公人に、大壁六平といへる男あり」〈浮・武道伝来記・四〉
した‐ぶし【下伏し/下臥し】
1 物の陰や下にふすこと。「さを鹿の声ぞ悲しき露むすぶいはだのを野の萩の—」〈夫木・一一〉 2 うつぶせになること。下向きになること。「洋灯の炎尖(ほさき)が—になって、ちらりと蒼く消えようとす...
さか‐ふ・く【逆葺く】
[動カ四]草を普通とは逆に使って屋根をふく。仮小屋などに茅(かや)の穂先を下に向けてふく。「はだすすき尾花—・き黒木もち造れる室(むろ)は万代までに」〈万・一六三七〉
さい【最】
[ト・タル][文][形動タリ]程度がもっともはなはだしいさま。第一番であるさま。多く、「最たる」の形で用いる。「成り金趣味の—たるものだ」 [形動][文][ナリ]に同じ。「僕の一生に大感化...
さつじん‐てき【殺人的】
[形動]人命にかかわるほど、その程度がはなはだしいさま。「—な混雑」
さっ‐せい【箚青】
《「とうせい(箚青)」の慣用読み》いれずみ。刺青。「渠(かれ)が雪の如き膚(はだ)には、—淋漓として」〈鏡花・義血侠血〉
した‐ばかま【下袴】
1 肌袴(はだばかま)のこと。したのはかま。 2 指貫の下にはく袴。したのはかま。 3 江戸時代、町人の着用した略式の袴。 4 ふんどし。