はつ‐なぎ【初凪】
元日の海がないでいること。《季 新年》「—の浜に来玉を拾はんと/虚子」
はつな‐ぐさ【初名草】
寒梅の異称。
はつ‐なつ【初夏】
夏のはじめ。しょか。《季 夏》
はつ‐なり【初生り】
その年、初めてなった果実や野菜。
はつ‐に【初土】
初めに掘る上層の土。→底土(しはに)「—は膚赤らけみ」〈記・中・歌謡〉
はつ‐に【初荷】
1 正月の商い初めの商品を、問屋や商店などが、美しく飾った車や馬で取引先に送り出すこと。また、その荷。もと、2日に行われた。《季 新年》「痩馬(やせうま)を飾り立てたる—かな/子規」 2 季節も...
はつ‐ね【初子】
1 その月の最初の子(ね)の日。特に、正月の最初の子の日。古く、野外に出て小松引きをしたり、若菜を摘んだりして遊び、子の日の遊びと呼んだ。初子の日。《季 新年》 2 11月の最初の子(ね)の日。...
はつ‐ね【初音】
鳥や虫の、その年、その季節の最初の鳴き声。特に、鶯(うぐいす)の鳴き声にいう。《季 春》「うぐひすの身を逆(さかさま)に—かな/其角」 源氏物語第23巻の巻名。光源氏、36歳。源氏の年賀回り...
はつ‐ね【初値】
取引所で、新年の大発会の最初にできた相場。
はつ‐ねつ【発熱】
[名](スル) 1 熱を発生すること。 2 病気などで体温が異常に高くなること。ほつねつ。「扁桃腺がはれて—する」