ははじゃ‐ひと【母者人】
《母である人の意》母親を親しんでいう語。お母さん。
ははそ【柞】
1 コナラの別名。古くは近似種のクヌギ・ミズナラなどを含めて呼んだらしい。また、誤ってカシワをいうこともある。《季 秋》 2 《語頭の2音が同音であるところから》母の意にかけて用いる。「いかにせ...
ははそ‐はら【柞原】
柞の多く生えている原。和歌では母の意を含むことが多い。「母みまかりて…—散りし別れを思ひ出てけふこのもとはいかがしぐるる」〈新続古今・哀傷〉
ははそば‐の【柞葉の】
[枕]同音の反復で、「はは(母)」にかかる。「ちちの実の父の命(みこと)—母の命」〈万・四一六四〉
はは‐ちょう【叭叭鳥/哥哥鳥】
ハッカチョウの別名。
ははとこ【母と子】
《原題、(フランス)La mère et l'enfant》フィリップの中編小説。1900年発表。 渋谷実監督による映画の題名。昭和13年(1938)公開。原作は矢田津世子(つせこ)の短編小...
ははとこのけいやく【母と子の契約】
青野聡の中編小説。昭和53年(1978)、雑誌「文芸」に発表。著者にとって初の芥川賞候補作。
はは‐とじ【母刀自】
母を敬っていう語。母刀自(おもとじ)。→刀自「真木柱(まけばしら)ほめて造れる殿のごといませ—面(おめ)変はりせず」〈万・四三四二〉
ははなる‐きかい【母なる機械】
⇒マザーマシン
ははなるしぜんのおっぱい【母なる自然のおっぱい】
池沢夏樹のエッセー集。平成4年(1992)刊行。自然と人間の関わりを主題とする12の論考をまとめたもの。読売文学賞受賞。