はる‐さいふ【春財布】
春に買う財布。「春」が「張る(=ふくらむ)」と同音であることから、俗に金運を呼び込むとされる。 [補説]中国の風水説の考え方によるという。
はる‐さき【春先】
春の初め。早春。《季 春》
はる‐さく【春作】
春に栽培すること。また、春にとれる作物。
ハルサフリエニ‐ちかふんぼ【ハルサフリエニ地下墳墓】
《L-Ipoġew ta' Ħalsaflieni》地中海中央部の島国、マルタ共和国にある先史時代の遺跡。マルタ島北東部、首都バレッタの南郊の町パオラにある。紀元前3600年から2500年頃にか...
はる‐さむ【春寒】
立春を過ぎてぶり返す寒さ。しゅんかん。《季 春》「—やお滝様とて竹の奥/茅舎」
はる‐さめ【春雨】
1 春、しとしとと静かに降る雨。しゅんう。《季 春》「—やものがたりゆく簑(みの)と傘/蕪村」 2 緑豆(りょくとう)のでんぷんから作った透明な麺(めん)状の食品。吸い物・酢の物・鍋物などに用い...
はるさめ【春雨】
端唄・うた沢節。柴田花守作詞。長崎丸山の遊女の作曲と伝える。嘉永年間(1848〜1854)江戸で流行した。 日本画家、下村観山の作品。絹本着色による六曲一双の屏風。橋の欄干を真横から見た構図...
春雨(はるさめ)じゃ濡(ぬ)れて行(い)こう
行友李風(ゆきともりふう)作の新国劇「月形半平太(つきがたはんぺいた)」で、主人公が傘を差し掛ける舞妓に言う有名なせりふ。一般にも、小雨の中を傘なしで歩く時に気どった言葉として使うなどする。
はるさめものがたり【春雨物語】
読本(よみほん)。上田秋成作。文化5年(1808)ごろの成立。古典から題材をとった短編歴史小説10編からなる。
春(はる)さ・る
《「さる」は季節などが近づく意》春になる。春が来る。「—・らば逢はむと思(も)ひし梅の花今日の遊びに相見つるかも」〈万・八三五〉