はるさめ【春雨】
端唄・うた沢節。柴田花守作詞。長崎丸山の遊女の作曲と伝える。嘉永年間(1848〜1854)江戸で流行した。 日本画家、下村観山の作品。絹本着色による六曲一双の屏風。橋の欄干を真横から見た構図...
春雨(はるさめ)じゃ濡(ぬ)れて行(い)こう
行友李風(ゆきともりふう)作の新国劇「月形半平太(つきがたはんぺいた)」で、主人公が傘を差し掛ける舞妓に言う有名なせりふ。一般にも、小雨の中を傘なしで歩く時に気どった言葉として使うなどする。
はるさめものがたり【春雨物語】
読本(よみほん)。上田秋成作。文化5年(1808)ごろの成立。古典から題材をとった短編歴史小説10編からなる。
春(はる)さ・る
《「さる」は季節などが近づく意》春になる。春が来る。「—・らば逢はむと思(も)ひし梅の花今日の遊びに相見つるかも」〈万・八三五〉
ハルザ【Haluza】
イスラエル南部、ネゲブ砂漠にある都市遺跡。ナバテア人によって建設された聖堂、劇場、塔などの遺構が見られる。ネゲブの都市遺跡アブダット、マムシト、シブタに加え、六つの城塞および隊商宿などが、200...
ハルシオン【Halcion】
睡眠導入剤(催眠薬)として用いられるトリアゾラムの商標名。→トリアゾラム
ハルシネーション【hallucination】
1 幻覚。幻影。 2 生成AIによる対話型AIサービスなどで、質問に対して、いかにも事実のような虚偽の回答がなされる現象。学習データが不足していたり誤りが含まれていたりする、小説をはじめフィクシ...
ハルシャ
《(ペルシア)Persiaから》江戸時代、日本でペルシアを呼んだ名。 [補説]「波斯」とも書いた。
ハルシャ‐がわ【ハルシャ革】
江戸時代にペルシアからオランダ人によってもたらされた染め革。色は黒・黄・紅・緑・赭(あか)など。巾着(きんちゃく)などに作られた。ペルシア革。五色革(ごしきがわ)。
ハルシャ‐ぎく【ハルシャ菊】
キク科の一年草。高さ約70センチ。葉は羽状に細かく裂ける。6〜10月、中心が濃赤褐色で周辺が鮮黄色の蛇の目模様をした頭状花を開く。北アメリカの原産で、観賞用。蛇の目草。孔雀草。