饂飩屋(うどんや)の釜(かま)
口先ばかりで実行を伴わない意をしゃれていう語。うどんをゆでる釜には湯が入っていることから、「湯ばかり」と「言(ゆ)うばかり」を掛けたもの。
ぬ‐ばかり
[連語] 《打消しの助動詞「ず」の連体形+副助詞「ばかり」》動詞の未然形に付く。…ないだけ。…ないほど。「桜花折りて見しにも変はらぬに散ら—ぞしるしなりける」〈新古今・雑上〉 《完了の助動詞...
のみ‐なら‐ず
[連語]《副助詞「のみ」+断定の助動詞「なり」の未然形+打消しの助動詞「ず」》 1 …ばかりでなく。…だけでなく。「筆者—世人も認めるところ」 2 (いったん文を切ったあと、接続詞的に用いて)そ...
なか‐ら【半ら】
1 まんなかのあたり。「室(へや)の—で」〈二葉亭訳・めぐりあひ〉 2 半分ほどの量や大きさ。また、半分ほどの程度。なかば。「足を砂子に脛(はぎ)の—ばかりふみ入れて」〈宇治拾遺・三〉 3 中ほ...
ひき‐たて【碾き立て】
ひいたばかりであること。すり砕いたばかりであること。また、そのもの。「—のコーヒー」
ばっかり‐たべ【ばっかり食べ】
俗に、食事の際、ある一品のみを食べ続け、食べ終えるとまた次の一品に進み、これを繰り返すこと。また、そのような食べ方。 [補説]自分が食べたいもの、好きなものばかりを食べる、ご飯を食べずにおかずば...
ふく‐じょし【副助詞】
助詞の一。種々の語に付き、それらの語にある意味を添えて、副詞のように下の用言や活用連語を修飾・限定する類の助詞。現代語では「さえ」「まで」「ばかり」「だけ」「ほど」「くらい(ぐらい)」「など」「...
すん‐し【寸志】
1 少しばかりの志。自分の志をへりくだっていう語。「—を表す」 2 心ばかりの贈り物。自分の贈り物をへりくだっていう語。贈り物ののし紙の上などに書かれる。 3 わずかなさしさわりや不満。「どうだ...
よほろ【膕】
《「よぼろ」とも》ひざの裏側のくぼんだ部分。ひかがみ。「八つ九つばかりなるをのこ子髪も—ばかりにて」〈宇津保・楼上上〉
もぎ‐たて【捥ぎ立て】
もいだばかりであること。収穫したばかりであること。また、そのもの。「—のトマト」