かた‐かど【片才】
少しばかりの才能。「ただ、—を聞きつたへて、心を動かすこともあめり」〈源・帚木〉
かせ【枷】
《「かし(枷)」の音変化》 1 昔の刑具の一。鉄や木で作り、罪人の首・手・足などにはめて、からだを自由に動かせないようにするもの。桎梏(しっこく)。かし。 2 心理的、物理的に行動の妨げになるも...
が‐じょく【臥褥】
病気で床につくこと。臥床(がしょう)。「アスピリンを服用して…天井ばかり見て—」〈嘉村・秋立つまで〉
おもい‐わ・く【思ひ分く】
[動カ四]物事を理解し判断をする。分別する。「さばかりの色も—・かざりけりや」〈源・野分〉
[動カ下二]
に同じ。「とりどりに—・けつつ、ものいひたはぶるるも」〈堤・ほどほどの懸想〉
おもい・う【思ひ得】
[動ア下二]考えつく。心に悟る。「四人ばかりをへだててゐたれば、よう—・えたらむにても言ひにくし」〈枕・九〇〉
うち‐ねずみ【内鼠】
家の中にばかりいて、世間知らずの人間。また、そのような身の上。「この子—にて、我がうちより外を知らざれば」〈仮・他我身の上〉
うる・う【潤ふ】
[動ハ四]「うるおう」に同じ。「天の下富緒川(とみのをがは)の末なればいづれの秋か—・はざるべき」〈栄花・日蔭のかづら〉
[動ハ下二]「うるおす」に同じ。「一提(ひとひさげ)ばかりの水をもて...
うろ‐うろ
[副](スル) 1 あてもなくあちこち歩き回るさま。「道に迷って—する」 2 どうしたらよいかわからずに困りはてているさま。「突然の訃報に接して—(と)するばかりだ」 →まごまご[用法]
うら‐やま【浦山】
1 浦と山。海山。「なほ立ち重ね行く道の、—かけてはるばると」〈謡・鵜羽〉 2 海に沿った山。海辺の山。「かかる—へ馬の背ばかりにて荷物をとらば」〈浮・永代蔵・二〉
うん
[感] 1 相手の言ったことに同意するときなどに発する声。親しい人に対して用い、「はい」「ええ」よりも丁寧さが低い。「『一緒に帰ろうか』『—いいよ』」 2 力を入れて動作をするときに思わず発する...