なさけなさけ・し【情け情けし】
[形シク]情愛や思いやりが深い。「あはれ知るばかり—・しくのたまひ尽くすべかめれど」〈源・帚木〉
無(な)げの言葉(ことば)
心からではない、口先ばかりの言葉。無げのことのは。「—なれど、せちに心に深く入らねど」〈枕・二六九〉
なき‐つく・す【泣(き)尽(く)す/鳴(き)尽(く)す】
[動サ五(四)] 1 (泣き尽くす)泣きたいだけ存分に泣く。「涙もかれんばかりに—・す」 2 (鳴き尽くす)虫などが声の限りに鳴く。「蟋蟀は…変りなく秋を—・している」〈芥川・戯作三昧〉
なま‐ちち【生乳】
しぼったばかりの新しい乳。まだ加工していない乳。
なまなま‐し・い【生生しい】
[形][文]なまなま・し[シク] 1 今できたばかりのようである。真新しい感じがする。「—・い傷あと」「—・い事件の現場」 2 目の前に見ているような感じである。「記憶に—・い」「—・い体験談」...
ないこう‐てき【内向的】
[形動]興味や関心が自分の内部にばかり向かうさま。⇔外向的。
ねいり‐ばな【寝入り端】
眠りについたばかりのころ。ねばな。「—を電話で起こされる」
ね‐おき【寝起き】
[名](スル) 1 眠りから覚めて起きること。また、起きたばかりの状態。「—が悪い」 2 寝ることと起きること。転じて、生活すること。「一つ屋根の下に—する」
ぬり‐たて【塗(り)立て】
1 塗ったばかりであること。「ペンキ—」 2 ⇒花塗り
ねぎやまぶし【禰宜山伏】
狂言。禰宜と山伏が茶店で争い、亭主の提案で大黒天を祈り合って験(しるし)のあるほうを勝ちとすることにしたが、大黒天は禰宜のほうばかり向いて浮かれる。