ほん‐ち【本地】
1 この土地。当地。 2 もとの土地。本国。「帰陣已後、—にて呼べるかたありつれど、これを受けず中国に蟄居したりけるが」〈色道大鏡・一五〉
ほん‐ち【本知】
もとからの知行所。本領。〈日葡〉
ほん‐ち【奔馳】
[名](スル)走ること。奔走。「—し去る満村の馬車を目送するや」〈芥川・開化の殺人〉
ほん‐ちゃ【本茶】
《本場の茶の意》山城国栂尾(とがのお)で産した茶。室町初期以降は栂尾が荒廃したため、宇治茶をさすようになった。本の茶。⇔非茶。
ほん‐ちゃん【本ちゃん】
予行演習や試演・試行に対して、本番。 [補説]方言で、「一番」を「いっちゃん」という地域がある。「ちゃん」は、それに由来するか。
ほん‐ちゅう【本中】
前相撲で、連勝の星二つを取って進む地位。さらに連勝の星二つを取れば新序へ進む。
ほん‐ちゅう【本注】
平安時代、明経(みょうぎょう)家が用いた五経・論語・孝経の注釈。漢代・魏代の古注で、鎌倉時代に用いられた宋代の新注と区別していう。
ほん‐ちゅう【奔注】
[名](スル)水が勢いよく流れ注ぐこと。「河流数十、四走—す」〈雪嶺・真善美日本人〉
ホンチュー【紅中】
《(中国語)》マージャン牌(パイ)のうち、表面に赤く「中」と彫ってある牌。三元牌の一。チュン。
ほん‐ちょう【本庁】
1 支庁などに対して、中心になる官庁。→中央官庁 2 この庁。当庁。