む‐へん【無辺】
[名・形動]広々として果てしないこと。また、そのさま。「—な(の)宇宙」「広大—」
む‐へん【無偏】
一方にかたよっていないこと。平等に広く行き渡ること。「—無党」
む‐へん【謀反】
律の八虐の一。国家の転覆をはかること。ぼうへん。
むへん‐こう【無辺光】
1 仏語。阿弥陀仏の発する十二光の一。一切の世界をあまねく照らす光明。 2 「無辺光仏」の略。 3 勢至菩薩(せいしぼさつ)の異称。
むへんこう‐ぶつ【無辺光仏】
阿弥陀仏の異称。
む‐へんさい【無辺際】
[名・形動]広大で果てのないこと。また、そのさま。無辺。「縹渺と—に拡がって居る海を」〈菊池寛・俊寛〉
むへん‐せかい【無辺世界】
1 仏語。無限の世界。虚空のこと。また、限りなく多く存在する仏の世界をいう。 2 あてのない方向。とんでもない方向。「的のあたりにだに近く寄らず、—を射給へるに」〈大鏡・道長上〉
む‐へんたい【無変態】
昆虫の変態の一型。成長の過程でほとんど形態が変化せず、脱皮を繰り返すことで大きくなる。シミ・イシノミなどにみられる。→完全変態 →不完全変態
むへん‐ほうかい【無辺法界】
仏語。広大無辺で無尽の諸法を包含する世界。