アカバ【‘Aqaba】
ヨルダン南部の都市。アカバ湾に面する。同国唯一の港湾であり、ソロモン王の時代から続く海上交通の要所。メッカ巡礼の中継地。第一次大戦中のアラブ反乱において、T=E=ローレンスらがオスマン帝国から同...
アブラージュアルベイト‐タワーズ【Abraj Al-Bait Towers】
サウジアラビアのメッカにある高層ビル群。七つのビルからなる。最も高いホテル棟は高さ601メートルで、壁面に設置された大時計の直径は46メートル。2012年に完成。
アラファト‐さん【アラファト山】
《Jabal ‘Arafāt》サウジアラビア中西部のイスラム教、聖地メッカの東方約25キロメートルにある山。「慈悲の山」(ジュベルアルラハマン)とも呼ばれる。メッカを訪れた巡礼者が、巡礼月の9日...
アル‐ウラ【Al Ula】
サウジアラビア北西部のオアシス都市。古代より香料交易の中継地として栄え、イスラム以降、メッカへの巡礼への宿場町になった。ナバテア人の古代都市の遺跡マダインサーレへの観光拠点。
イスラム‐きょう【イスラム教】
《(アラビア)al-Islām》世界宗教の一。7世紀初めに、アラビアのメッカでムハンマド(マホメット)が創唱した。ユダヤ教・キリスト教と並ぶ一神教で、神からの啓示の記録とされるコーランが聖典。信...
イスラム‐れき【イスラム暦】
イスラム教諸国で用いられる太陰暦。ムハンマドによるメッカからメジナへの移住(ヒジュラ)を記念して、のちに陰暦のこの年の元日(西暦622年7月16日)を起点として定めたもので、ヒジュラ暦、マホメッ...
イード‐アル‐アドハー【(アラビア)‘Īd al-Adḥā】
イスラム教の犠牲祭。イスラム暦第12月(ズール‐ヒッジャ)のメッカ巡礼の最終日の10日に行われる動物犠牲の儀礼。これに合わせて全イスラム世界の家庭でも行われる。
オベイド【Obeid】
スーダン南部の都市。北コルドファン州の州都。古くから隊商路の要地であり、メッカ巡礼の中継地だった。1821年よりエジプト領。1883年、英国‐エジプト連合軍がムハンマド=アフマド率いるマフディー...
カノ【Kano】
ナイジェリア北部の都市。カノ州の州都。14世紀以前にハウサ族の都市国家が成立し、サハラ交易の拠点として栄えた。20世紀初めにラゴスと鉄道で結ばれて農畜産物の集散地になり、同国北部の重要な商工業都...
カーバ【Kaaba】
《立方体の意》サウジアラビア中西部の都市メッカのハラームモスクにあるイスラム教の最も聖なる所。石造の聖殿で、その壁に聖なる黒石が安置されている。「神の館」として、巡礼の目ざすところ。また、礼拝は...