たいしょかん【大織冠】
幸若舞曲。室町後期成立。作者未詳。藤原鎌足が、八大竜王に奪われた宝珠を海士(あま)を使って取り返すという玉取り伝説に取材したもの。
(大職冠)浄瑠璃。時代物。五段。近松門左衛門作。正徳元年(...
たい‐そ【太祖】
1 中国・朝鮮・ベトナムの王朝で、始祖である皇帝に贈られた廟号。宋の趙匡胤(ちょうきょういん)、元のチンギス=ハン、明の朱元璋(しゅげんしょう)、清のヌルハチ、李氏朝鮮の李成桂(りせいけい)など...
だいじざい‐てん【大自在天】
《(梵)Maheśvaraの訳。音写は摩醯首羅(まけいしゅら)》もとヒンズー教のシバ神の異称。仏教に入り仏法守護神となる。像は一般に三目八臂(はっぴ)で、三叉戟(さんさげき)を手にし、白牛に乗る...
タイ‐ぞく【タイ族】
《Thai》インドシナ半島・マレー半島・ラオス・ミャンマーなど東南アジア大陸部に広く居住し、タイ系諸語を話す民族。もと、中国の四川省・雲南省に住んでいたが、7、8世紀ころ南下し、先住民族のクメー...
たい‐し【太始】
いちばんはじめ。おおもと。特に、天地の開けたはじめ。太初。
たい‐そう【大宗】
1 物事の初め。おおもと。また、ある分野での権威ある大家。 2 大部分。おおかた。「—を占める」「—をなす」
だい‐たい【大体】
[名]細かい点を除いた主要な部分。また、全体を大づかみにしたところ。あらまし。おおよそ。「事件の—を語る」「—の人が出席する」
[副] 1 物事の要点、また数量などを、大づかみにとらえるさま...
大山(たいざん)も蟻穴(ぎけつ)より崩(くず)る
大きな山も小さな蟻(あり)の穴からしだいに崩れる。ちょっとした油断がもとになって大きな災難を招くことのたとえ。
たいへいき‐よみ【太平記読み】
江戸時代に、道端などで太平記などの軍記物を講釈すること。また、それを職業とした人。のちの講談のもとという。太平記講釈。軍書読み。
たいへい‐てんごく【太平天国】
中国清朝末期、洪秀全を指導者とする上帝会を中心に建てられた国。1851年、広西省桂平県金田村に挙兵し、新国家樹立を宣言。1853年には南京(ナンキン)を占領し、天京と改め首都とした。キリスト教思...