おこなわ・れる【行われる〔行なわれる〕】
[動ラ下一][文]おこなは・る[ラ下二]《動詞「おこな(行)う」の未然形に受身の助動詞「れる」の付いたものから》世間に広く用いられる。通用する。また、流行する。「昔の風習が今も—・れている」
おさな‐おい【幼生ひ】
「幼立ち」に同じ。「故院の—に少しもたがはせ給はぬものかな」〈平家・八〉
おお‐のか
[形動ナリ] 1 度が過ぎて大きいさま。大がかりなさま。大規模。「草のうち返りたる。さる—なるものは、所せくやあらんと思ひしに」〈枕・九七〉 2 音色などが豊かでゆったりしているさま。「—なるも...
エピメニデス‐の‐パラドックス
古代ギリシャ七賢人の一人、エピメニデスにまつわる論理的逆説。クレタ島出身のエピメニデスが「クレタ人はみな嘘つきだ」と述べたという命題の真偽を問う際、クレタ人であるエピメニデスが真実を述べていると...
おおとも【大伴】
姓氏の一。古代の中央豪族。5、6世紀に大連(おおむらじ)となる者が出、物部(もののべ)氏とともに大和朝廷の軍事力を担う有力な氏族となった。弘仁14年(823)、淳和(じゅんな)天皇の名大伴を避け...
すべ‐な・し【術無し】
[形ク]どうしてよいかわからず困りはてるさま。どうしようもない。「かくばかり—・きものか世の中の道」〈万・八九二〉
せい‐きょく【世局】
世の成り行き。時局。「おのがじしなる挙動をして、この—を渡るものから」〈逍遥・小説神髄〉
ゑ
1 五十音図ワ行の第4の仮名。現在は、五十音図ア行第4の仮名(ならびに五十音図ヤ行第4の仮名)「え」と発音上の区別がなく、現代仮名遣いではこの仮名は用いられない。しかし、歴史的仮名遣いでは「え」...
ぶん‐ぱ【分派】
[名](スル) 1 主となるものから分かれ出ること。また、分かれたもの。「阿蘇の—の一峰の右に」〈独歩・忘れえぬ人々〉 2 主となる勢力から分かれて別に一派をなすこと。また、その一派。「—を立てる」
ぶん‐か【分化】
[名](スル) 1 単一なものが進歩・発展するにつれて複雑に分かれていくこと。細分化。 2 社会事象が単純なものから複雑なものへと分かれ、組織などが分岐発展すること。 3 生物の細胞・組織・器官...