やまと‐まど【大和窓】
突き上げ障子をつけた天窓(てんまど)。
やまと‐まな【大和まな】
アブラナ科の越年草。葉は濃い緑色で切れ込みがあり、やわらかく甘みがある。煮物や漬物にする。奈良県で古くから栽培され、大和野菜に認定されている。
やまと‐みんぞく【大和民族】
日本人を構成する、主たる民族。
やまと‐むね【大和棟】
奈良県・大阪府河内地方・三重県伊賀地方で行われた民家の一形式。急な勾配の藁葺(わらぶ)き屋根の両妻部分を瓦葺きにして、一段低く緩勾配の屋根を設けたもの。高塀造(たかへづくり)。
やまと‐め【大和目】
薬種に用いた量目。180匁(約675グラム)を1斤とするもの。→唐目(とうめ)
やまと‐もじ【大和文字】
仮名文字。⇔唐文字(からもじ)。
やまと‐もの【大和物】
大和国の刀工が鍛えた刀の総称。特に平安末期以降、多く社寺に専属するかたちで、千手院物・当麻(たいま)物・手掻(てがい)物などの流派が活躍した。
やまとものがたり【大和物語】
平安中期の歌物語。作者未詳。天暦(947〜957)ごろの成立、のち増補されたといわれる。和歌を主とし、恋愛・伝説などを主題とする170余編の説話を収録。
やまと‐や【大和屋】
歌舞伎俳優坂東三津五郎・岩井半四郎、およびその一門の屋号。
やまと‐やさい【大和野菜】
奈良地方で第二次大戦前から栽培されている特産野菜。大和まな、宇陀金(うだきん)ごぼうなど20品目が認定されている。