やき‐ごめ【焼(き)米/糄】
新米を籾(もみ)のまま煎(い)ってつき、殻を取り去ったもの。そのままで、また、湯に浸したりして食べる。いりごめ。やいごめ。《季 秋》「—を粉にしてすする果報かな/一茶」
やき‐ざかな【焼(き)魚/焼き肴】
魚に塩を振るなどして焼いたもの。
やき‐しお【焼(き)塩】
精製されていない塩を煎って苦汁(にがり)分を不溶化した塩。純白となり、苦みが消え、吸湿性も少なくなる。
やき‐しめ【焼(き)締め】
《「やきじめ」とも》 1 陶器の素地(きじ)を焼いて固めること。そのあとで釉(うわぐすり)をかけ、低火度で焼き上げる。締め焼き。 2 高温の酸化炎で焼いた、釉のかかっていない焼き物。備前焼・信楽...
やき‐じく【焼(き)軸】
筆の軸をところどころいぶして黒くしたもの。
やき‐すぎ【焼(き)杉】
杉材の表面を焦がし、磨いて木目を凸状に表したもの。器物・下駄などに用いる。
やき‐す・ぎる【焼(き)過ぎる】
[動ガ上一][文]やきす・ぐ[ガ上二]過度に焼く。また、必要以上の数量を焼く。「—・ぎて焦げる」「—・ぎて食べ切れない」
やき‐す・てる【焼(き)捨てる】
[動タ下一][文]やきす・つ[タ下二]焼いて捨てる。焼却する。「古い手紙を—・てる」
や‐きず【矢傷/矢疵】
矢が当たってできた傷。
やき‐せっこう【焼(き)石膏】
石膏を加熱し、脱水して得られる白色の粉末。水を加えると発熱・膨張して固まり、石膏に戻る。石膏細工や建築・歯科材料などに使用。しょうせっこう。