ゆき【靫/靭】
《「ゆぎ」とも》矢を入れ、背に負った細長い箱形の道具。木製漆塗りのほか、表面を張り包む材質によって、錦靫(にしきゆき)・蒲靫(がまゆき)などがある。平安時代以降の壺胡簶(つぼやなぐい)にあたる。
ゆ‐ぎ【由木】
⇒居木(いぎ)
ゆぎえ【靫負】
⇒ゆげい
ゆぎ‐おい【靫負】
⇒ゆげい
ゆ‐ぎしょう【湯起請】
室町時代、罪の有無をただすために、起請文を書かせたうえで熱湯に手を入れさせて、やけどすれば有罪とするもの。また、その起請文。古代の探湯(くかたち)のなごり。
ゆ‐ぎょう【遊行】
[名](スル) 1 出歩くこと。歩き回ること。「中川べりに—したり寝転んだりして」〈露伴・蘆声〉 2 僧などが布教や修行のために諸国を巡り歩くこと。行脚(あんぎゃ)。 [補説]書名別項。→遊行
ゆぎょう【遊行】
清水基吉の句集。昭和53年(1978)刊行。
ゆぎょう‐しゅう【遊行宗】
時宗(じしゅう)の異称。
ゆぎょう‐じ【遊行寺】
清浄光寺(しょうじょうこうじ)の異称。
ゆぎょう‐は【遊行派】
時宗十二派の一。第二祖の真教を開祖、京都七条の金光寺を本山とし、十二派中最も勢力をもっていた。