かならず‐しも【必ずしも】
[副]《「し」は副助詞、「も」は係助詞》打消しの語を伴って、必ず…というわけではない、…とは限らない、という気持ちを表す。「金持ちが—幸福ではない」「—そうとはいえない」
禍福(かふく)門(もん)なし唯(ただ)人(ひと)の招(まね)く所(ところ)
《「春秋左伝」襄公二十三年から》幸福と不幸は、やってくる門があらかじめ決まっているわけではなく、その人自身が招くものである。
かと‐いって【かと言って】
[連語]あることを言ったあとで、そのことから予想される反対の事柄、または付加的な事柄を打ち消す場合に接続詞的に用いる。そうかといって。そうだからといって。「嫌っているようすはないが、—好意を抱い...
かもたけつのみ‐の‐みこと【賀茂建角身命/鴨建角身命】
京都市、賀茂御祖(かもみおや)神社の祭神。賀茂別雷命(かもわけいかずちのみこと)の外祖父。その娘玉依姫命(たまよりひめのみこと)とともに祭られる。神武東征の際、八咫烏(やたがらす)に姿を変え、天...
かた‐はずし【片外し】
1 江戸時代、御殿女中や武士の妻などの髪の結い方の一。下げ髪を輪に結び、笄(こうがい)を横に挿し、輪の一方を外したもの。 2 歌舞伎の女形用かつらの一。御殿女中や武家女房の役に使う。また、その役...
かた‐ほう【片方】
1 対になっているものの一つ。かたっぽ。かたっぽう。片一方。「手袋を—なくした」 2 片側。「壁の絵が—に傾いている」 3 対立する二つの立場の一方。「—だけの意見を聞くわけにはいかない」 [用...
かつしか‐はちまんぐう【葛飾八幡宮】
千葉県市川市にある神社。旧県社。祭神は誉田別命(ほむたわけのみこと)・玉依姫命(たまよりひめのみこと)・息長足媛命(おきながたらしひめのみこと)。付近に八幡不知森(やわたしらずのもり)がある。
かも‐じんじゃ【賀茂神社】
賀茂別雷(かもわけいかずち)神社(上賀茂神社)と、賀茂御祖(かもみおや)神社(下鴨神社)の総称。山城国一の宮。
かも‐の‐みあれ【賀茂の御生】
京都の賀茂別雷(かもわけいかずち)神社で、賀茂の祭の3日前の夜に行われる祭典。現在は5月12日。阿礼(あれ)と称する榊(さかき)に神移しの神事が行われる。みあれまつり。みあれ。
き‐こう【奇巧】
[名・形動]細工などが、珍しくて巧みであること。また、そのさま。「就中(とりわけ)尤も—なるものは」〈中村訳・西国立志編〉