つもり【積(も)り】
1 前もってもっている考え。意図。心ぐみ。「成功する—でいる」「怒らす—ではなかった」 2 実際はそうでないのに、そうなったと仮定した気持ち。「死んだ—で働きます」「親の—で世話する」 3 予想...
つね‐な・し【常無し】
[形ク]変わりやすい。無常だ。はかない。「世の中を—・きものと今そ知る奈良の都のうつろふ見れば」〈万・一〇四五〉
つも・る【積(も)る】
[動ラ五(四)] 1 物が次々に重なって高くなる。一面に多くたまる。「雪が—・る」「ほこりが—・る」 2 物事が少しずつたまって多くなる。次々と加わってふえる。「不平が—・る」「—・る思い」「—...
つもり‐もの【積もり物】
かけ算。「—、わり物、人の声にしたがって、そろばんの表明白にあらはるる」〈浄・反魂香〉
つまり【詰(ま)り】
[名] 1 物が詰まること。また、詰まっている度合い。「排水溝の—」「袖丈(そでたけ)の—ぐあい」 2 いろいろと経過して行きつく最後のところ。事の結末。果て。終わり。「とどの—」「身の—」「...
つつみ‐な・し【恙み無し】
[形ク]さしさわりがない。無事である。つつがない。「—・く幸(さき)くいまさば荒磯波(ありそなみ)ありても見むと」〈万・三二五三〉
つわ・る
[動ラ四] 1 芽が出る。芽ぐむ。きざす。「木の葉の落つるも…下よりきざし—・るに堪へずして落つるなり」〈徒然・一五五〉 2 妊娠してつわりが起こる。「いつしかと—・り給へば」〈落窪・二〉
つけ‐ごえ【付(け)声】
1 他の人の声に合わせて、言ったり歌ったりすること。また、その声。つけこわいろ。 2 本人のそばにいて、その人の代わりに声を出すこと。「声をかしげなれば、妓夫(ぎふ)に—させ」〈浮・一代女・六〉
つけ‐しゅうげん【付祝言】
能で、1日の番組の最後に、囃子(はやし)なしで地謡(じうたい)が謡う短い謡。切能(きりのう)が祝言能のときには行わない。普通は「高砂」の終わりの一節が謡われる。祝言小謡。
つけ‐さげ【付(け)下げ】
和服で、袖・身頃(みごろ)・衽(おくみ)・襟などの模様が全部上向きになるように配置されているもの。訪問着がわりに着用できる。