しば‐つなぎ【芝繋ぎ】
立ち木のない芝地などで、馬の両足を手綱で絡め、動かないようにすること。
しば‐づけ【柴漬(け)】
1 ナス・キュウリ・ミョウガなどの薄切りと赤ジソの葉などを塩漬けにしたもの。京都大原の特産。 2 冬、柴を束ねて川や湖などに沈めておき、それにすみついた魚を捕らえること。しのづけ。ふしづけ。
しばてんえのきもんじょ【しばてん榎文書】
田岡典夫の短編小説。同人誌「月刊随筆博浪沙」の昭和16年(1941)2月号に掲載。菊池寛に評価され、その助言を受けて改稿した「しばてん榎」が同年6月号の「オール読物」に掲載された。
しば‐でんがく【芝田楽】
舞台を作らずに、神社の社頭の庭で演じる田楽。
しば‐ど【柴戸】
《「しばと」とも》柴を編んで作った戸。柴の戸。転じて、粗末な住居。
しばなき‐どり【屡鳴き鳥】
鶏の別名。しばとり。
しば‐な・く【屡鳴く】
[動カ五(四)]しきりに鳴く。「鶯の—・く声も少許は媒せしならん」〈鴎外訳・ふた夜〉 「かほ鳥の間なく—・く春の野に」〈万・三九七三〉
しば‐に【芝煮】
白身の小魚やエビなどを薄口醤油に少量の酒かみりんを加えて煮て、汁とともに食する煮物。または、その煮方。
しば‐の‐あみど【柴の編み戸】
「柴の戸」に同じ。「いにしへも夢になりにし事なれば—もひさしからじな」〈平家・灌頂〉
しば‐の‐いおり【柴の庵】
柴で屋根をふいた庵。転じて、粗末な家。しばのいお。しばいお。「まばらなる—に旅寝して」〈新古今・冬〉