チロキシン【thyroxine】
甲状腺ホルモンの一。沃素(ようそ)を含み、物質代謝を盛んにし成長を促す。過剰になるとバセドー病、欠乏すると甲状腺腫になる。鳥類では換羽を、両生・爬虫(はちゅう)類では変態・脱皮を促す。サイロキシン。
チロシナーゼ【tyrosinase】
銅イオンを含む酸化酵素の一種。毛髪や眼・皮膚などの生合成の前駆体となる物質を合成する反応にかかわる。
チロシン【tyrosine】
アミノ酸の一。たんぱく質に含まれ、たんぱく質特有の呈色反応はこれによる。生体内ではフェニルアラニンから生成され、メラニンやアドレナリンなどの原料となる。
チロシン‐キナーゼ【tyrosine kinase】
たんぱく質を構成するアミノ酸の一つであるチロシンにリン酸を付加する機能を持つ酵素。プロテインキナーゼの一種。細胞の増殖・分化などに関わる信号の伝達に重要な役割を果たす。遺伝子の変異によってチロシ...
チロシン‐ホスファターゼ【tyrosine phosphatase】
たんぱく質を構成するアミノ酸の一つであるチロシンに付加されたリン酸を脱離させる機能を持つ酵素。プロテインホスフォターゼの一種。→チロシンキナーゼ
ちろ‐ちろ
[副] 1 炎が小さく燃えるさま。「残り火が—(と)燃える」 2 水が細く流れるさま。また、そのかすかな音。ちょろちょろ。「—(と)流れる沢の水」 3 落ち着きなく動くさま。「媚(なまめ)かしげ...
ちろちろ‐め【ちろちろ目】
視点が定まらない目。また、酔うなどしてぼんやりとした目つき。「華やかな微笑の尚消残る—を無理に薄目に睜(みひら)いて」〈二葉亭・其面影〉
チロトロピン【thyrotropin】
⇒甲状腺刺激ホルモン
ちろ‐ぼ・う【散ろぼふ】
[動ハ四]「ちりぼう」に同じ。「かやうの所には、食ひ物—・ふものぞかしとて」〈宇治拾遺・四〉
ちろり【銚釐】
銅または真鍮(しんちゅう)製の、酒を温めるのに用いる容器。筒形で下の方がやや細く、つぎ口と取っ手とがついている。