のた・る
[動ラ五(四)]這(は)う。這っていく。「堂社の縁の下、石材(いし)や材木と一所に—・っている宿なし同然な身の上だで」〈鏡花・日本橋〉 [動ラ下二]這う。また、倒れる。「そこらは構はず踏ん反...
はが・す【剝がす】
[動サ五(四)]付着しているものを剝ぎ取る。めくり取る。「シールを—・す」「生爪を—・す」 [可能]はがせる [用法]はがす・むく——「木の皮をはがす(むく)」のように、外側の部分を取り去る意で...
ばか‐ごえ【馬鹿声】
並はずれた大声。また、間の抜けた声。「—を張り上げる」
ばか【馬鹿/莫迦】
[名・形動]《(梵)mohaの音写。無知の意。「馬鹿」は当て字》 1 知能が劣り愚かなこと。また、その人や、そのさま。人をののしっていうときにも用いる。あほう。「—なやつ」⇔利口。 2 社会的な...
喉(のど)まで◦出(で)る
《「喉まで出掛かる」とも》 1 知っているはずの物事なのに、もう少しのところで思い出せない。「—◦出ているのに思い出せず、もどかしい」 2 もう少しのところで口に出してしまいそうになる。「文句が...
の‐ずえ【野末】
野のはずれ。野のはて。
ぬけがら【抜殻】
狂言。使いの途中、道で酔いつぶれた太郎冠者が、後をつけていた主人に鬼の面をかぶせられ、目を覚まして水に映った自分の姿に悲観し死のうとするが、そのはずみに面が取れる。
ぬすま◦う【盗まふ】
[連語]《動詞「ぬす(盗)む」の未然形+反復継続の助動詞「ふ」。上代語》 1 人目を盗んで、し続ける。「山川に筌(うへ)を伏せて守りもあへず年の八歳(やとせ)を我が—◦ひし」〈万・二八三二〉 2...
ぬけ‐みち【抜け道/抜け路】
1 本道をはずれた近道。間道。「—を使って先まわりする」 2 逃れる手だて。また、逃げ口上。口実。「法の—」
ね‐じろ【根城】
1 本拠とする城。主将の居城。本城。→出城(でじろ) 2 行動の根拠とする場所。根拠地。「町はずれの旅館を—に取材を進める」