あ【吾/我】
[代]一人称の人代名詞。わたし。われ。わ。「—を待つと君が濡れけむ」〈万・一〇八〉 [補説]主に上代に用いられ、平安時代には「あが」の形を残すだけになった。
あい‐うち【相打ち/相撃ち】
1 双方が同時に相手をうつこと。転じて、勝ち負けのないこと。あいこ。 2 (「相討ち」と書く)一人の敵を二人または数人で討つこと。
あい‐じゃみせん【相三味線/合三味線】
浄瑠璃・長唄などで、ある一人の太夫や唄方(うたかた)といつも組んで演奏する三味線奏者。あいさみせん。
あいたい‐ばいばい【相対売買】
各一人の売り手と買い手とが、双方の合意により価格・数量・決済方法を決めて取引し、売買契約を締結する方法。相対取引。→競売買(きょうばいばい)
あおいのうえ【葵の上】
源氏物語の女主人公の一人。光源氏の最初の妻。六条御息所(みやすどころ)の生き霊に苦しめられ、夕霧を出産後、急死。 謡曲。四番目物。源氏物語による。世阿弥が古作を書き改めたもの。 箏曲。山田...
あおば‐もの【青葉者/白歯者】
雑兵(ぞうひょう)。歩卒。こっぱ武者。また、具足を着けたことのない中間・小者の類。「—を一人討っては槍先に血をつけ」〈甲陽軍鑑・二四〉
あ‐が【吾が】
[連語]《一人称の人代名詞「あ」+格助詞「が」》 1 《「が」は主格を表す》私が。「一世(ひとよ)にはふたたび見えぬ父母を置きてや長く—別れなむ」〈万・八九一〉 2 《「が」は連体格を表す》私の...
アギオス‐アンドレアス‐きょうかい【アギオスアンドレアス教会】
《Agios Andreas/Άγιος Ανδρέας》ギリシャ、ペロポネソス半島北西部の港湾都市パトラにあるギリシャ正教の教会。キリスト十二使徒の一人でパトラの守護聖人であるアンデレを祭り、...
あ‐こ【吾子】
《古くは「あご」》 [名]わが子。自分の子。「—の、御宿世(すくせ)にて覚えぬことのあるなり」〈源・須磨〉 [代] 1 二人称の人代名詞。子供や乳母などを親しみを込めて呼ぶ語。おまえ。「—は...
あし‐かり【葦刈(り)/蘆刈(り)】
葦を刈ること。また、その人。《季 秋》「—のそこらさまよふ一人かな/素十」