しちまい‐きしょう【七枚起請】
熊野牛王(ごおう)の誓紙7枚を継ぎ合わせて書いた起請文。また、遊女が客に宛てた長文の起請文。
しちみ‐とうがらし【七味唐辛子】
香辛料の一。唐辛子・黒胡麻・麻の実・山椒(さんしょう)・陳皮(ちんぴ)・けしの実・青海苔(のり)または紫蘇(しそ)の実などを混ぜて粉末にしたもの。七味。七色(なないろ)唐辛子。
しち‐みょうねん【七明年】
[形動ナリ]気の長いさま。先の長いさま。「庭に柿の核(さね)を植ゑて、八年したらば孫共に木練(こねり)の取り飽きさすべしと—なる事をたくみ」〈浮・色三味線・三〉
しちみょう‐はったい【七名八体】
各務支考(かがみしこう)が説いた連句の付合(つけあい)論。七名は前句へ付ける構想の立て方の分類で、有心(うしん)・向付(むかいづけ)・起情・会釈(あしらい)・拍子・色立(いろだて)・遁句(にげく...
しちめん‐ざん【七面山】
山梨県南西部、身延(みのぶ)山の西方にある山。標高1989メートル。日蓮宗の霊山。
しちめん‐そう【七面草】
ヒユ科の一年草。九州北部・朝鮮半島に分布。高さ約30センチメートル、葉は多肉性で棍棒(こんぼう)状。秋に全体が緑色から紅紫色に変わることから、七面鳥にたとえた名とされる。
しちめん‐ちょう【七面鳥】
キジ目キジ科シチメンチョウ属の鳥。北アメリカに分布。全長約1.1メートル。羽は光沢のある青黒色。頭からくびにかけての皮膚の裸出部が青・紫・赤色などに変化する。家禽(かきん)としたものをクリスマス...
しちめん‐づくり【七面造(り)】
日蓮宗の守護神、七面大菩薩(ぼさつ)を安置する堂の建築様式。正面中央に唐破風(からはふ)の向拝を設け、母屋の左右が入母屋(いりもや)破風で、屋上に方形造(ほうぎょうづくり)の楼がのるもの。
しち‐や【七夜】
1 7日目の夜。7日目の晩。 2 子供が生まれて7日目の夜。命名など種々の祝いの行事をする。お七夜。
しちや‐まち【七夜待】
密教で、毎月17日の夜から23日夜までの7夜を、聖(しょう)観音・千手観音・馬頭観音・十一面観音・准胝(じゅんでい)観音・如意輪観音・勢至菩薩(せいしぼさつ)を本尊として順次に祭り、祈願成就を求...