げば‐さき【下馬先】
1 社寺・城門などの前で、下馬札が立ててある場所。下馬。 2 槍持ちの供が1で主人に対して行う作法。頭を少しかがめ、手先を上げて手を振り、腰をひねり、足どりをそろえて歩くもの。
げば‐ひょう【下馬評】
《下馬先で主人を待っている間、供の者がしあう批評の意》第三者が興味本位にするうわさ・批評。「—に上る」
げば‐ふだ【下馬札】
それより奥は乗馬のままでの通行を禁止することを示した立て札。「下馬」「下乗」などと記す。下馬牌(はい)。
げ‐ひん【下品】
[名・形動] 1 品格・品性が劣ること。卑しいこと。また、そのさま。「—な人」「—な言葉遣い」⇔上品。 2 品質の劣った物。⇔上品。 [派生]げひんさ[名]
げ‐び【下卑】
《動詞「げびる」の連用形から。「卑」は当て字》下品で卑しいこと。意地汚いこと。「吉原客は深川は—なりと笑ふ」〈洒・辰巳之園〉
げび‐すけ【下卑助】
意地汚い下品な者をあざけっていう語。下卑蔵(げびぞう)。「さっても下卑たる—かな」〈浄・虎が磨〉
げ・びる【下卑る】
[動バ上一]《「下(げ)」に接尾語「びる」の付いたもの。「卑」は当て字》言動が下品になる。下劣に見える。「—・びた話」
げ‐へん【下編/下篇】
書物などを、上・下または上・中・下に分けたときの最後の一編。
か‐ほくめん【下北面】
⇒げほくめん(下北面)
げ‐ほくめん【下北面】
北面の武士のうち、六位の者。かほくめん。→上北面