した‐うま【下馬】
1 袷(あわせ)の下に着る浴衣(ゆかた)。粗末な衣服。「お姫様になる者が—でも行かれめえと」〈合・正本製・初〉 2 質に入れる品物。質草。「春の流れに—の裾をひたして利息を固め」〈黄・竈将軍〉
した‐え【下絵】
1 下がきの絵。 2 刺繍(ししゅう)・染め模様などの図柄を生地や紙にかいたもの。 3 詩文などを書くための紙・絹などにあらかじめ描かれた絵。
した‐えだ【下枝】
下の方の枝。したえ。しずえ。⇔上枝(うわえだ)。
したえ‐つけ【下絵付け】
陶磁器の素地に直接絵付けをすること。その上から釉(うわぐすり)をかけて焼く。
した‐えのぐ【下絵の具】
陶磁器の下絵付けに使う絵の具。硼酸(ほうさん)・硼砂・珪砂(けいしゃ)などに各種の金属酸化物、安定剤・補助剤などを加えて製造。上絵の具より高熱に耐える。
した‐えま・し【下笑まし】
[形シク]《「したえむ」の形容詞化》心の中でにこにこするくらいうれしい。「明石潟潮干の道を明日よりは—・しけむ家近づけば」〈万・九四一〉
した‐え・む【下笑む】
[動マ四]《「した」は心の意》心中でにこにこするくらいうれしく思う。「まま母はし得たる心地して、むくつけ女も二人—・みにゑみ合へる」〈住吉・上〉
した‐おぎ【下荻】
オギの下葉。また、他の草木の陰に生えているオギ。「—のなかばは霜に結ぼほれつつ」〈源・夕顔〉
した‐おし【下押し】
[名](スル) 1 下方に押すこと。 2 取引市場で、相場が下落すること。また、収益や所得、需要、成長率などが下がること。「急速な円高は、景気を—しかねない懸念材料だ」「厳しい受注競争が業績—要...
した‐おび【下帯】
1 ふんどし。または、腰巻き。 2 肌着の上に結ぶ帯。下ひも。 3 梵鐘の部分の名。鐘身の下部で草の間と駒の爪の間にある横帯をいう。かたい。