おお‐べし【大癋】
能の囃子事(はやしごと)の一。笛を主に、大鼓(おおつづみ)・小鼓・太鼓で演奏する。大癋見(おおべしみ)の面をつける天狗(てんぐ)・魔王などの登場時に用い、歌舞伎の時代だんまりにも用いる。
おかあさん‐コーラス
主に家庭婦人によって構成される女声合唱団の全国大会。正称は「全日本おかあさんコーラス大会」。第1回は昭和53年(1978)で、「全日本ママさんコーラス大会」の名称で開催された。昭和55年(198...
お‐かみ【御上】
1 天皇の敬称。 2 朝廷・幕府や政府など、時の政治を執り行う機関。また、為政者。 3 (「女将」とも書く)旅館・料理屋・居酒屋などの女主人。じょしょう。「大(おお)—」「若—」 [補説]大きな...
おきとり‐ぎょぎょう【沖取(り)漁業】
沖合で行う漁業。主にサケ・マスなどの北洋漁業をいう。
おくいん‐きん【奥印金】
江戸時代、札差(ふださし)が旗本などからの借金依頼にあたって、現金がないのを口実に他の金主に口をきき、借用証文に保証人として奥印を押し、周旋料を取って貸す金。
おくり‐かえ・す【送り返す】
[動サ五(四)]送られてきた物を送り主に返す。返送する。「アンケート葉書を—・す」「賄賂(わいろ)の品を—・す」
お‐こと【御事】
[名]「御事始め」または「御事納め」の略。
[代]二人称の人代名詞。あなた。親しみを込めていう語。主に中世・近世に用いた。「ただ—の苦しさをこそ存じ候へ」〈保元・中〉
おこない【行い〔行ない〕】
1 物事をすること。振る舞い。行為。行動。「万が一君にどんな間違った—があったとしても」〈里見弴・多情仏心〉 2 日常の生活態度。身持ち。品行。行状。「—を慎む」「平素の—が物を言う」 3 仏道...
おこり【瘧】
《隔日また周期的に起こる意》間欠的に発熱し、悪寒(おかん)や震えを発する病気。主にマラリアの一種、三日熱をさした。えやみ。わらわやみ。瘧(ぎゃく)。《季 夏》
おだい‐がい【御台匙】
飯を盛るのに使う杓子(しゃくし)。飯匙(いいがい)。「もはやそのままこれの家主になれ。明日から—を渡さうぞ」〈咄・醒睡笑・六〉