げさくざんまい【戯作三昧】
芥川竜之介の小説。大正6年(1917)発表。戯作の執筆にふける曲亭馬琴(きょくていばきん)を主人公として、作者自身の芸術至上主義の境地を示す歴史小説。
げてんはゆめか【下天は夢か】
津本陽の歴史小説。天下統一を目指した織田信長の生涯を描く。昭和61年(1986)から平成元年(1989)にかけて、「日本経済新聞」に連載。平成元年(1989)、全4巻で刊行。豊臣秀吉、徳川家康を...
げんがくさんぼう【玄鶴山房】
芥川竜之介の小説。雑誌「中央公論」の昭和2年(1927)1月号と2月号に掲載。結核を患い、離れで療養している主人公玄鶴とその家族の心理を描く。
げんざい‐のう【現在能】
能で、主人公(シテ)を実在する人物として登場させるもの。広義には、現実の人間界の事件を主題としたもの。→夢幻能
げんじ‐の‐きみ【源氏の君】
源氏物語の主人公の名。光源氏(ひかるげんじ)。
げんだい‐ばん【現代版】
古典文学の主人公や昔の著名な事件などを、現代風に再現したといえるようなもの。「—光源氏」
こいわすれぐさ【恋忘れ草】
北原亜以子の短編小説。江戸時代の女絵師が主人公。平成5年(1993)刊行。同年、第109回直木賞受賞。
こう【公】
[音]コウ(漢) ク(呉) [訓]おおやけ きみ [学習漢字]2年 1 国や官にかかわること。おおやけ。「公営・公私・公式・公認・公務・公立/奉公・官公庁」 2 世間一般。「公演・公開・公害・公...
こうが‐さぶろう【甲賀三郎】
諏訪(すわ)明神の本地として、また近江(おうみ)国水口(みなくち)の大岡寺の観音堂縁起として語り継がれた説話。また、その主人公。
こうきゅうからのゆうかい【後宮からの誘拐】
《原題、(ドイツ)Die Entführung aus dem Serail》モーツァルトのドイツ語によるオペラ。全3幕。1782年にウィーンで初演。16世紀のトルコを舞台に、主人公であるスペイ...