じゅう‐じょう【十乗】
「十乗観法」の略。
じゅうぜん‐ばんじょう【十善万乗】
《十善の徳と万乗の富の意から》天子の位。
じょう【乗】
[名] 1 掛け算。乗法。「加減—除」 2 史書。歴史。 3 乗り物。「古へ屈産(くっさん)の—、項羽が騅(すい)」〈太平記・一三〉
[接尾]助数詞。 1 同じ数を掛け合わせる回数を示す語。...
じょう【乗〔乘〕】
[音]ジョウ(呉) [訓]のる のせる [学習漢字]3年 1 乗り物にのる。「乗員・乗客・乗降・乗車・乗馬・乗用/騎乗・搭乗・同乗・分乗」 2 乗り物。また、兵車。「下乗(げじょう)・一天万乗」...
じょう‐じょう【上乗】
[名・形動] 1 この上なくすぐれていること。また、そのさま。上々。「—の出来栄え」 2 仏語。最上の乗り物、すなわち教えである、大乗のこと。
せん‐じょう【千乗】
《「乗」は車を数える単位》 1 千台の兵車。 2 《中国周代の兵制で、大国の諸侯は兵車千台を有したところから》大国の諸侯。→万乗(ばんじょう)
そう‐じょう【相乗】
[名](スル) 1 二つ以上の数を掛け合わせること。また、その積。 2 二つ以上の要因が同時に働くこと。「音響と照明とが—する演出効果」
たいぼん‐げじょう【退凡下乗】
仏語。摩訶陀(まかだ)国王の頻婆娑羅(びんばしゃら)によって釈迦説法の地、霊鷲山(りょうじゅせん)に建てられた2本の卒塔婆(そとば)に示された語。1本には下乗と記し、王は乗り物からおりて歩き、も...
だい‐じょう【大乗】
《(梵)mahāyānaの訳。理想に達するための大きな乗り物の意》 1 仏教の二大流派の一。自己の解脱だけを目的とするのでなく、すべての人間の平等な救済と成仏を説き、それが仏の真の教えの道である...
だんちょうていにちじょう【断腸亭日乗】
永井荷風の日記。大正6年(1917)9月16日から死の前日の昭和34年(1959)4月29日まで書き続けられた日記。「断腸亭」は起筆時に著者が住んでいた家の屋号。