しまい‐つ・ける【仕舞ひ付ける】
[動カ下一]《近世語》 1 始末をつける。殺してしまう。「まづ這奴(しゃつ)を—・けて、路銀を奪ひ」〈読・弓張月・後〉 2 (「しまいつけた」の形で)失敗したときに言う語。しまった。しくじった。...
しまい‐ばしら【仕舞柱】
近世初期の芝居小屋で、舞台端の柱のこと。ひいきの客から俳優に贈られた花(祝儀)などを挿しておいた柱。能舞台の目付柱(めつけばしら)にあたる。
しまい‐ぶろ【仕舞(い)風呂】
「仕舞い湯」に同じ。
しまい‐みせ【仕舞(い)店】
1 店じまいや転業などに際して、在庫品を売る店。 2 古道具屋。また、季節外れの物や売れ残りの物などを専門に扱う店。しまいだな。
しまい‐もの【仕舞(い)物】
時節はずれの品物。売れ残りの品物。
しまい‐ゆ【仕舞(い)湯】
みんなが入りおわって、湯船の湯を落とすころの風呂。また、それに入ること。仕舞い風呂。
仕舞(しま)いを付(つ)・ける
1 始末をつける。片をつける。 2 江戸の遊里で、前もって揚げ代を払い、その遊女を買い切る約束をする。「十日ほども前から—・けずば、いつでもさしだらう」〈洒・甲駅新話〉
し‐ま・う【仕舞う/終う/了う】
[動ワ五(ハ四)]《「し」は動詞「す」の連用形》 1 ㋐続いていた物事を、そこで終わりにする。終業する。「仕事を—・う」 ㋑商売などをやめる。廃業する。たたむ。「営業不振で店を—・う」 2 終わ...
しまっ‐た【仕舞った】
[感]《動詞「しまう」の連用形+完了の助動詞「た」から》失敗したときに思わず発する語。「—、間に合わなかった」
仕舞(しま)って翁草(おきなぐさ)
「しまっておきな」の「おきな」に「翁」を掛けて続けた言葉遊び。