かり‐せいふ【仮政府】
憲法上の正式な政府ができるまで、仮に設けられる事実上の政府。臨時政府。
かり‐せいほん【仮製本】
製本の方法の一。糸か針金でとじた中身に表紙をつけて、一緒に化粧断ちして仕上げるもの。仮綴(かりと)じ。→本製本
かり‐せんぐう【仮遷宮】
社殿改築工事の間、神体を仮の社殿に移すこと。仮殿(かりどの)遷宮。→正(しょう)遷宮
かり‐そう【仮葬】
「かそう(仮葬)」に同じ。
かり‐そめ【仮初め/苟且】
[名・形動] 1 一時的なこと。また、そのさま。「—の恋」 2 ちょっとしたこと。ふとしたこと。また、そのさま。「—の病」 3 いいかげんなこと。また、そのさま。「師の恩を—にしてはいけない」
かりそめ‐にも【仮初めにも】
[副] 1 (あとに打消しの語を伴って)打消しの意味を強める語。決して。仮にも。「—法を犯してはならない」 2 わずかでも。いささかでも。仮にも。「—逆らう者があれば罰せられる」 3 十分でない...
かりそめ‐ぶし【仮初め臥し】
「仮寝(かりね)1」に同じ。「秋の田の—もしてけるかいたづら稲を何につままし」〈後撰・恋四〉
かり‐たいいん【仮退院】
仮釈放の一。少年院または婦人補導院の在院者を、行政官庁(地方更生保護委員会)の処分によって仮に退院させること。対象者は保護観察に付される。
かり‐たいほじょう【仮逮捕状】
外国政府からの請求で、その国から逃亡して来た犯罪人を仮に逮捕するための逮捕状。
かり‐たく【仮宅】
1 しばらく住む家。仮の住まい。 2 近世、江戸吉原の遊郭が火事で焼けたとき、再建までの間、吉原以外の一般住宅地内で仮営業を許可されていた臨時の遊郭。