えい【纓】
1 冠の付属具で、背後の中央に垂らす部分。古くは、髻(もとどり)を入れて巾子(こじ)の根を引き締めたひもの余りを後ろに垂らした。のちには、幅広く長い形に作って巾子の背面の纓壺(えつぼ)に差し込ん...
えい‐り【贏利】
《「贏」は余りの意》もうけ。利益。利潤。利得。「其後貿易の業を為しけるが、その勤勉に因って—を得たり」〈中村訳・西国立志編〉
えん‐じ【衍字】
《「衍」は余りの意》語句の中にまちがって入った不必要な文字。
おぎな・う【補う】
[動ワ五(ハ四)] 1 足りないところを埋めて満たす。補足する。「欠員を—・う」「もう少し説明を—・いたい」 2 損害や罪などの埋め合わせをする。「欠損を—・う」「彼の誠実さは他の欠点を—・って...
おそい【襲】
1 上着。女房などが、袿(うちき)・打ち衣(ぎぬ)の上に着たもの。「御—はいづれをか奉らむ」〈宇津保・内侍督〉 2 上を覆うもの。覆い。「車の簾、かたはらなどに挿し余りて、—、棟などに」〈枕・九...
おち‐こぼれ【落ち零れ】
1 容器からこぼれて落ちたもの。穀物などにいう。 2 全部処理しきれないで残ったもの。余り物。 3 ある組織や体制についていけない人を俗にいう。「—を作らない授業」
おとし【落(と)し】
1 落とすこと。 2 入れるべきものを忘れること。落ち。「名簿に—がある」 3 鳥獣などを捕らえるための仕掛け。わな。また、落とし穴。「猪(いのしし)が—にかかる」 4 戸の桟に作り付けて、閉め...
思(おも)う仲(なか)の小諍(こいさか)い
むつまじい二人は、かえって小さなけんかをよくするということ。思う余りの小諍い。思う仲のつづり諍い。
かいこ‐が【蚕蛾】
鱗翅(りんし)目カイコガ科のガ。全身白色で胴が太く、翅(はね)をもつが飛ぶことはできず、口も退化している。繭を作ってから20日余りで繭に穴をあけて出て、すぐ交尾に入り卵を産む。寿命は1週間ほど。...
かけ‐ちから【懸け税】
上代、神社の玉垣にかけて神にささげた稲の初穂の束。懸け稲。「—千税(ちぢから)余り百税(いほちから)を」〈祝詞・同神嘗祭〉