さ【然】
[副]すでにある事物・状態などをうけて、それを指示する語。そのように。そう。「これのみは余りに深く我心に彫りつけられたれば—はあらじと思えど」〈鴎外・舞姫〉 「おまへたちも、必ず—思(おぼ)すゆ...
さい‐で【割出/裂帛】
《「さきで」の音変化》 1 布を裁った余り切れ。裁ち切れ。たちはずし。小切れ。 2 塗師(ぬし)が、漆をぬぐう布切れ。
さか‐みず【逆水】
下流から上流へ逆流する水。「—岸に余り、流れ十万に分かれて」〈太平記・八〉
さき‐こうがい【割き笄】
1 先が二つに分かれた笄。 2 島田髷に似て前髪の余りを笄に千鳥掛けに巻きとめた髪型。近世、京坂地方の新婚女性の間に流行した。さっこうがい。さきこうがいまげ。
先(さき)を駆(か)・く
戦いで、真っ先に敵陣に攻め入る。「景高余りに—・けんと進みければ」〈平家・九〉
さげ‐おび【下げ帯/提げ帯】
1 室町時代、宮中の女官などが用いた帯。幅は約20センチで、前に結んで垂らした。 2 江戸時代、御殿女中などが夏に締めた帯。両端に厚紙を入れ、背後で結んだ余りを左右に張って垂らしたもの。
さげ‐したじ【下げ下地】
江戸時代、女性の髪の結い方の一。鬢(びん)を膨らませ、髱(たぼ)を左右に分けてまげを輪に作り、余りの髪を笄(こうがい)に巻きつけるもの。笄を抜くと下げ髪になる。大名の奥方や姫君などが結った。
さ‐こく【鎖国】
[名](スル)国が、外国との通商・交通を禁止または極端に制限すること。特に、江戸幕府による対外封鎖政策をいう。寛永16年(1639)から嘉永6年(1853)のペリー来航まで200年余り実施。キリ...
さっ・する【察する】
[動サ変][文]さっ・す[サ変] 1 物事の事情などをおしはかってそれと知る。推察する。「気配を—・する」「—・するところ何か隠しているだろう」 2 他人の気持ちをおしはかって同情する。おもいや...
サープラス【surplus】
余り。剰余金。